
Japan Focus
(Image: Getty/Wirestock)
今月のJapan Focusでは、地震被害を受けた熊本県における食品表示の緊急措置、キリンの低炭素化への移行コスト、サントリーの季節限定ROKU〈六〉パッケージ、そしてプレミアムビールや乳製品不使用のアイスクリームの最新動向を取り上げています
2026年熊本地震:食品表示規制は緩和されたが、安全性は依然として最優先
日本政府は、2026年熊本地震の被災地域における食品の表示規制について、正式に猶予 措置を認めたが、同時に、安全性を損なう行為や悪質な行為に対しては厳重な警告を発した。
当面の間、被災地に流通する食品については、パッケージに義務付けられた表示情報が すべて記載されていなくても販売が許可される。ただし、表示には依然として食品安全要件に関する十分な情報が含まれていなければならず、消費者を誤解させるような表示は禁じられている。
八方ふさがり:キリン、脱炭素化に438億円のコストを見込む
キリンは、低炭素経済への移行に伴う財務的なトレードオフを浮き彫りにする形で、カーボンプライシングによって2050年までにパッケージングコストが438億円(2億7424万米ドル)増加する可能性があると試算している。
世界がどの気候変動対策の道筋を選んだとしても、キリンはコスト負担を強いられることになる。移行が加速すれば、炭素集約型の資材やエネルギーの価格が高騰する恐れがあり、一方で移行が遅れれば、農作物の収穫量への悪影響など、気候変動に伴う物理的リスクが高まる可能性がある。
ブランドパッケージ:「ROKU(六)」の季節の儚い美しさの物語
サントリーのROKU〈六〉クラフトジンは、この夏、「納涼・ティー・エディション」を 発売した。
そのパッケージには、「旬」―食材が最も美味しい季節のピークを楽しむという日本の哲学―が表現されており、季節限定エディションのそれぞれが、その時期ならではの儚い美しさからインスピレーションを得ていることを思い出させてくれる。
パッケージに描かれた6種類の日本のボタニカルは、それぞれ異なる季節を象徴しており、「納涼・ティー・エディション」では、煎茶と玉露が夏を表現している。
Carlsberg Malaysia、不透明な状況下で「プレミアム化」を主要なグロースレバーとして再確認
Carlsberg Malaysiaは厳しい市場環境にもかかわらず、プレミアム製品とイノベーションを活用して成長を推進するため、プレミアム化への取り組みをさらに強化する。
「サッポロ」などのプレミアムブランドは、プレミアム化カテゴリーにおいて同社で最も 好調なブランドとなっている。Carlsberg MalaysiaのStefano Clini社長は、同社は「サッポロ」を、卓越した醸造技術を誇る日本を代表するラガービールブランドとして確立・強化することに注力してきたと述べている。
「健康が全て」:Bebopがアジア太平洋地域で乳製品不使用のアイスクリームを展開
Bebopのアイスクリームは乳製品不使用で、植物性油脂のみを使用して製造されている。近接ゆえに同社はまずアジア市場に注力している。しかし、日本の消費者は品質と職人技を重視するため、Bebopにとって日本は特に重要な市場となっている。
Bebopの共同創業者である David Pan氏によると、日本ではすでに同様の製品に対する需要があるものの、多くの競合他社は手作業で製造しているという。同氏は、自社が持つ 近代的な製造施設により、生産をより厳密に管理し、規模拡大も可能になると考えている。
